中国の小説家、翻訳家、思想家である。
本名は周 樹人(しゅう じゅじん、チョウ・シューレン)。
最初の名は樟寿。字は豫才。近年では日本でも原音に近い「ルー・シュン」の表記も使われる。
浙江省紹興府の士大夫の家系に生まれた。
父は周鳳儀(しゅう ほうぎ)、母は魯瑞(ろ ずい)、弟に文学者・日本文化研究者の周作人(しゅう さくじん)、生物学者の周建人(しゅう けんじん)がいる。
中国で最も早く西洋の技法を用いて小説を書いた作家である。
その作品は、中国だけでなく、東アジアでも広く愛読されている。
日本でも中学校用のすべての国語教科書に彼の作品である「故郷」が収録されている。