1. TOP
  2. 冒頭一覧
  3. 雪国

雪国

ジャンル
小説
作者
川端康成

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。向こう側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落とした。