おい木村さん信さん寄つてお出よ、お寄りといつたら寄つても宜いではないか、又素通りで二葉やへ行く気だらう、
日本の小説家。東京生まれ。 戸籍名は「奈津」だが、本人は「夏子」「夏」「なつ」と名乗ったり自署したりすることが多かった。
中島歌子に和歌や古典文学を、半井桃水に小説を学んだ。
生活に苦しみながら、『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』といった秀作を発表。
文壇から絶賛され、わずか1年半でこれらの作品を送り出した後、24歳で肺結核により夭逝した。
没後に発表された『一葉日記』も高い評価を受けている。